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がんになった医療者の治療選択と向き合い方。看護師 射場典子さん 第2回(後編)

2018.01.12

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【射場さんからのメッセージ】


射場典子(いば・のりこ)さん

「医療を主体的に受けるために健康なときから実践したいこと」


1.自分の健康は自分でつくる


病気になる前から自分の体や心の状態に関心を持ち、健康チェックを受けるなど健康面に気を配って生活しましょう。テレビや新聞などのメディアが取り上げる健康情報を鵜呑みにせず、自分にとって適切な内容かどうかを多角的に判断し実行することが大切です。

2.必要な情報をバランスよく集める



病気になって医療情報を収集する場合、そのときの心情によって集める情報に偏りが出ます。情報収集のノウハウや健康情報を読み解くために必要な知識について学んでおきましょう。機会があれば、患者図書館に出かけてどのような資料があるのか見てみましょう。

3.自分の思いや考えに触れる機会を


病気になって重要な選択をするとき「自分の生活や人生において何を大事にしているのか」という思いや考えを確認することが必要になります。病気になったことを想定し、「自分ならどうしたいか」ということを家族で話し合ってみるのもよいでしょう。

(第3回に続く)

「病気になってから情報を集める場合、そのときの心情に大きく左右されます。 相談者が自分らしい選択をできるよう彼らに伴走しながら情報を探します」

健康と病いの語り ディペックス・ジャパン



患者の語りを通して医療者のあり方を問う
ディペックス・ジャパンでは定期的に教育ワークショップを開催。教材として編集した患者の語りを通して、患者と医療者のコミュニケーションや両者の視点の違いについて話し合い、医療者の望ましいあり方を考える。医療系教育に携わる教員、学生、患者・介護体験者など多様な人が参加しています。ディペックス・ジャパンのウェブサイトに掲載されている「患者の語り」から、医療を主体的に受けるためのヒントもぜひ得てください。

http://www.dipex-j.org/
聖路加国際大学「るかなび」
東京都中央区築地3-6-2 大村進・美枝子記念聖路加臨床学術センター1階(タリーズコーヒー奥)
「家庭画報」2018年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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