エストロゲン製剤は3タイプ。黄体ホルモン製剤と併せて継続的に使う
エストロゲン製剤には経口剤、貼付剤、ジェル剤の3タイプがあり、効き目はほぼ同等です。使用する人が増えているのは貼付剤やジェル剤で、経皮薬なので胃腸や肝臓にやさしく、中性脂肪を抑制し、血栓症のリスクも限りなく低いといったメリットがあります。一方、ピルを服用していた人は、経口剤のほうが移行しやすい場合も多いです。生活スタイルや好みに合わせて続けやすいタイプを選びましょう。
また、エストロゲン製剤を使い続けると子宮内膜が肥厚し、子宮体がんのリスクが高まるため、病気等で子宮を摘出した人以外は必ず黄体ホルモン製剤も服用します。投与法には周期的投与法と持続的投与法があり、HRTの開始時期などによって選択します。