アンチエイジング医療 家庭画報世代の新常識 第5回(全6回) 老化のスピードを緩やかにして健康的に若々しい体と見た目を保ち、幸せを感じながら生きること。それが幸福長寿を目指す究極のアンチエイジング医療です。ここでは、そんな思いを叶える最前線の治療法をご紹介します。
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外用+内服薬で約8割の効果。薄毛は積極的に治す時代!
20代後半をピークに減少する女性ホルモンの分泌量。体同様、毛髪もその影響を受け、年齢とともに抜け毛が増加し、髪質にも乾燥やうねりなどが現れてきます。
女性の薄毛は、こうした髪質の変化によるボリュームの低下を要因としながら、不規則な食生活や睡眠不足といった生活習慣、ストレス、遺伝的要素など、さまざまな原因が重なり合って生じるもの。「つまり、薄毛は特定の人に起こるものではありませんが、坂を下りるカーブをできるだけ緩やかにすることがQOLを高めることにつながります」と浜中聡子先生。
「クレアージュ東京 エイジングケアクリニック」では、治療にミノキシジル配合の外用薬と内服薬を処方。半年から1年以内に約8割の患者さんが効果を実感するといいます。「投薬以外に食事や洗髪など日常生活のアドバイスも行っています」。
もう年だからと諦めず、原因に合った治療で確かな効果を実感してみては。
「正常なヘアサイクル」と「女性の薄毛のヘアサイクル」
通常2~7年で繰り返されるヘアサイクル(左)が何らかの原因で短縮され、毛髪が完全に成長する前に抜け落ちることで薄毛となる。