江戸時代から続く、日本で唯一無二の唐紙屋「唐長」。昨年、大好評を博した札幌コレクションに続き、2018年は3日間限定の『唐長400年歴史展 <札幌コレクション 2018>』を開催。京都西陣の老舗ブランド「となみ織物」とコラボレートしたイベント限定のきものや帯をはじめ、唐紙を使ったランプシェードや南蛮七宝テディベアなどが展示、販売されます。国内の歴史的建造物の一部として、日本の歴史を彩り続けている唐長の手仕事は、海外のクリエーターからも高く評価されています。手漉きの和紙のみを用いた、唐長ならではの色合いや艶が表現された作品群をぜひご覧ください。
唐長について1624(寛永元)年の創業より、途絶えることなく「京唐紙」を作り続ける専門店。現存する唯一無二の老舗専門店として、その作品は世界文化遺産である二条城や桂離宮、長崎の異人館グラバー邸などの歴史的建造物の一部として存在感を放っています。また、エルメスや PAIKAJI など、世界的ブランドともコラボレーションも展開し、唐紙文化の伝承と普及に努めている。
千田誠次/唐紙屋長右衛門 唐長 十二代目18歳から唐紙の制作を始め、京都迎賓館の唐紙制作で高い評価を得る。全国各地の寺院や歴史的建造物から一般住宅まで自身が手がけた唐紙を独学で得た技術で施工している。二級建築士でもあり、インテリア小物から建築プロデュースまで幅広く活動。