最後に、こうつけ加えてくれました。
「椅子に座らなくても置いてあるだけで空間の緊張感が違いますし、見ていると気持ちがいい。それがけっこう大きいですね。一緒に生活しているだけで豊かになる、『使えるアート』です」
ヤコブセンの「セブンチェア」。「ポール・ケアホルムの家具は“使えるアート”。眺めるだけでも心豊かになる」
佐藤可士和さん左奧の「PK25」、2脚の「PK22」、スツール「PK33」、テーブル「PK61」が揃った事務所のコーナー。特に、1枚の板金に切れ目を入れ、三次元に曲げた「PK25」の継ぎ目のないフレームの構造にはうならされると佐藤さん。フォトギャラリーで詳しく見る 撮影/本誌・坂本正行 取材・文/大山直美
『家庭画報』2021年12月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。