「美しい家具」と暮らす 第17回(全21回) おうち時間の質が求められる時代にあって、インテリアの世界では本物志向のハイエンド家具の動きが好調です。空間と時間の価値を高めてくれる、「美しい家具」のある暮らしを訪ねました。
前回の記事はこちら>> 美意識のある人が選んだ本物の家具
多くの人々に愛される名作から定番のアイテムまで――
各分野で活躍する美的センスの高いかたがたに愛用されている家具についてうかがいました。
「フィン・ユール初期のオリジナルを手に入れました」
料理研究家 小堀紀代美さん109チェア
Niels Vodder(ニールス・ヴォッダー)
「15、6年前にこの椅子を購入しました。ニールス・ヴォッダー工房で作られたフィン・ユールのオリジナルで状態もよく、手に沿うような穏やかなアームの美しい曲線が目に留まりました」。
また、ヴィンテージ物ならではのエピソードもあったようで、「長く一人の女性が大切に使っていたものだそうです。そんなストーリーにも惹かれました」と小堀さん。
『家庭画報』2021年12月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。