1928年8月、インド・パティアラのマハラジャが、宝石がぎっしり詰まった7個の大きなケースを持った従者を伴ってヴァンドーム広場26番地のサロンに姿を現しました。ケースの中身は、ダイヤモンド7,571個、エメラルド1,432個など当時の価格で20億フランと見積もられた眩いばかりの財宝。ブシュロンの名声、さらにはブシュロンがインドとの間に結んでいる強い絆に心惹かれたマハラジャの財宝がブシュロンの感性と出会い、東洋の伝統への敬意とアールデコ様式を融合させた、素晴らしいジュエリーの数々が誕生しました。
そして21世紀、ブシュロンのクリエイティブディレクター、クレール・ショワンヌと、ジョードプル の現在のマハラジャ、ガジ・シン二世との出会いから新しいハイジュエリーコレクション「ブルー ドゥ ジョードプル」が誕生しました。写真は、1928年の伝説のオーダーに含まれていたネックレスからインスピレーションを得た「ジョードプル」ネックレス。完全なリバーシブルのデザインに加え、ハイジュエリーに初めて起用されたマクラナ大理石とダイヤモンド、サファイアのコンビネーションも斬新な、ブシュロンらしい逸品です。