直径約15ミリ。のぞき込むと表面に自分の顔が映っているのが見える、艶やかな大粒の黒蝶真珠。清美堂真珠の“スーパーピーコック”の中でも極上の大珠を主役に、ダイヤモンドの煌めきを添えた、華やかなリングです。
© SEIBIDO PEARL.Co,LTD
黒蝶真珠の名産地タヒチの中でも、大珠を生み出す巨大な黒蝶貝が生息でき、しかも美しい珠を作る条件を備えた地域は非常に限られています。また、一粒の大珠を生産するには母貝を育てるところから約10年の歳月がかかります。体内で大きな真珠を育むことができる健康で丈夫な真珠貝は、タヒチの養殖場でも、ほんのひと握り。最終的に大珠養殖に成功するものは、養殖黒蝶貝の中でもわずか1%ほどです。さらに、傷が少なく美しいものは、その100分の1ともいわれます。こうして自然界の奇跡と養殖業者の研鑽から生まれた稀少な“スーパーピーコック”の大珠を、清美堂真珠が仕立て上げたのが“ピーコッククィーン”と名付けられた写真のリングです。美しい虹色と艶・照りを生かしたシンプルなデザインのジュエリーは、母から娘へ、世代を超え、物語や思い出を添えて受け継がれていくにふさわしい逸品と言えるでしょう。
【BRAND STORY】母から娘へ- 受け継がれる銘品を創造する 世界のトップジュエラー
構成・文/清水井朋子