在宅死の理想と現実
最期を迎える場所は大半が「自宅以外」
●あなたが担当した利用者のうち、実際に在宅死を希望した人は?
7割の方が自宅で死にたいという理想とはうらはらに、本当に希望を実現できた人は少ないようです。その背景としては、「人生の最期は病院で迎えるもの」「家族に迷惑をかけたくない」といった固定概念があるのかもしれません。
在宅死の希望が叶う・叶わないの違いに関しても、多くのケアマネは「本人の思い」「家族の協力・理解」と答えました。これに加えて、地域の医療・介護資源も求められます。
終末期を迎える場所は在宅だけではありませんが、多様な選択肢のひとつとして、「希望したい」「選んでも構わない」となるよう、さらなる環境の整備や周知を進める必要がありそうです。
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在宅死のすすめ方 完全版 終末期医療の専門家22人に聞いてわかった痛くない、後悔しない最期
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次回は「在宅医療にかかる費用はどれくらい?」をお届けします。