現存するフランス最古の宝飾商といわれるメレリオ・ディ・メレーが、21世紀に発表した次なるラグジュアリー。それは、メゾンの名を冠した貴石の新しいカッティング“メレリオカット”です。1993年に発売した時計“ラ・ヌフ”と同じ革新的な卵型のカット。自然界に存在する形の中で最も安定した美しく完璧な形と言われる卵型。そのカッティングには多くの技と工夫が必要でした。例えばファセットの数はブリリアントカットと同じ57面ですが、光を最大限に取り込めるよう、プロポーションが再構築されています。今まで誰も考えつかなかった、ナチュラルで普遍的なシェイプのダイヤモンドの輝きは、強く、それでいてどこか優しい印象。リングに仕立てるに当たってはワックス等を使用せず、すべて職人の手仕事で丹念に製作されています。
エレガントな仕草を演出し、手もとに視線を集める“メレリオカット”のダイヤモンドリング。いつまでも娘にプリンセスのような気品と優しさを持っていてほしいと願う母の気持ちを込めて贈り、次の世代に受け継いでいくにふさわしいジュエリーです。
【BRAND STORY】母から娘へ- 受け継がれる銘品を創造する 世界のトップジュエラー
構成・文/清水井朋子