健康は歯科から始まる。不調があれば各科と連携
うらた歯科診療室 院長
村上芳敬先生(写真左)
東北大学卒業。東北大学大学院歯学研究科で歯内治療、歯周病治療に従事し、現職に。
口腔内は健康状態の鏡。若さの鍵を握る歯科治療
以前に行った歯科治療の予後の悪さで、体調不良の原因になっていることが結構多いと、村上芳敬先生。
「家庭画報世代でみられるのが、昔の歯科治療の詰め物で、アマルガム(水銀)が入っているケース。アマルガムは少しずつ溶け出し、水銀中毒を起こします。歯茎の腫れや口臭はもとより、胃痛や大腸炎、片頭痛や睡眠障害など、さまざまな症状を引き起こします」。
虫歯や歯周病治療で神経を抜いた歯も、あとあと問題が起こりやすいのだそう。「根の先にガスがたまって痛みにつながります。“生涯現役”を目指しよく嚙んでおいしく食べるためにも、根管治療の見直しを」
清潔な道具、環境で歯周病や虫歯を根管から治療。これまでの歯の治療のメンテナンスを。