極上ホテルで運を開く 第9回(全10回)家庭画報読者のためだけに用意されたプライベート感を味わう憧れのリゾートや都心の絶景を堪能する名門ホテルの特別プラン。そして、最近話題を呼んでいるアートに浸るホテルまで、新たな年の幕開けにふさわしい優雅な旅をご紹介します。
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国際的美術家が競演する、モダンアートホテルにステイ
スペシャルルームの一つ「ミケーレ・デ・ルッキルーム」。イタリア建築界の重鎮が床の木材に至るまでセレクト。かつて絹産業で賑わいを見せた前橋で、サロン的な役割を果たしていたという「白井屋旅館」。
市の活性化活動・前橋モデルを主導する田中仁財団を中心としたプロジェクトにより、往年の名旅館が“アートデスティネーションホテル”として生まれ変わったのは2020年冬のこと。建築家の藤本壮介、アーティストのレアンドロ・エルリッヒら錚々たる実力派が賛同し、世界でも類を見ない空間が誕生しました。
旧旅館の建物をリノベーションした「ヘリテージタワー」、そして河川の土手をイメージした「グリーンタワー」からなるホテルは全25室。ジャスパー・モリソンなど巨匠デザイナーが手がけたスペシャルルームをはじめ、客室はすべて異なるアートとデザインが施されています。
吹き抜けのある1階の川手寛康シェフ監修、地元出身の片山ひろ氏がシェフを務める「ザ・レストラン」では“上州キュイジーヌ”を提供。
郷土料理・お切り込みからイマジネーションを受けた「ザ・レストラン」のスペシャリテ。カフェやベーカリーもオープンし、音楽会などのイベントも開催されています。芸術や美食を通して、地元の人々と訪れた人々が交流する場としても注目される、新しい形の一軒です。
下のフォトギャラリーから詳しくご覧いただけます。 Information
白井屋ホテル
群馬県前橋市本町2-2-15
- [基本料金]1室2名利用で1泊1室4万3560円~、ご紹介した「ミケーレ・デ・ルッキ ルーム」は1泊1室9万6800円~(いずれもサービス料込み)。 ザ・レストラン 営業時間:12時~13時30分(土曜・日曜・祝日のみ)、17時30分~20時30分(最終入店)。要予約
撮影/本誌・坂本正行 取材・文/露木朋子 ※(税別)と記載された料金以外はすべて消費税込みとなります。ご紹介しましたプランの内容や料理の食材、盛り付けは状況に応じて変更になる場合があります。 また、日程によって予約不可あるいは料金が変動する場合があります。予めご了承ください。
『家庭画報』2022年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。