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ルネサンスの巨人 ラファエッロの謎に迫る!2022年新春TV特番「東京藝大で教わる西洋美術の見かた」

2021.12.20

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この度、2021年1月に世界文化社より発行した書籍『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』を元に、BS11、TOKYO MXが番組を共同制作。2022年1月に「東京藝大で教わる西洋美術の見かた」(書籍同タイトル)を放送します。
『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』 2022年お正月にTV番組化「東京藝大で教わる西洋美術の見かた」出演の、篠原ともえさん、佐藤直樹 東京藝術大学 准教授、松尾貴史さん。

後世に名を遺した作家たちも生前は苦労することが多い中、ルネサンスの巨人・ラファエッロは生前から人気作家でした。それは、なぜなのか?

番組「東京藝大で教わる西洋美術の見かた」では、第1夜「ダ・ヴィンチを学んだ“加工の天才” ルネサンスの巨人ラファエッロ」、第2夜「“複製版画”でヨーロッパに伝播 ルネサンスの巨人ラファエッロ」と題し、彼の生い立ち、さまざまな人間関係、宣伝手法などから、ルネサンス期から現在まで、歴史の表舞台に居続けるラファエッロ作品の魅力に迫ります。

番組収録後、出演者の方々に感想を伺いました



篠原ともえさん『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』 2022年お正月にTV番組化

Q.収録の感想をお聞かせください

西洋美術の歴史はこれまで難しい印象があり敬遠しがちだったのですが、佐藤先生によるラファエッロの作品のみならず、そこから派生した人間模様を含む新たな鑑賞ポイントを学ぶことができ、一気にそのおもしろさに引き込まれました。また松尾貴史さんの豆知識もそうだったの?!という発見がありとても楽しませていただきました。

松尾貴史さん『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』 2022年お正月にTV番組化

Q.今回番組に出演され、何か新しい発見はありましたか?

発見ばかりです。美術の「なぜだろう」はそのままにしてしまいがちですが、「なるほど」に至る感動は「美に触れる」というそのものにも増して大きいことが発見でした。

佐藤直樹 東京藝術大学 准教授『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』 2022年お正月にTV番組化

美術史の分野ではラファエッロは当然誰もが知っている作家なのですが、レオナルドやミケランジェロに比べて意外と浸透していないということがお2人の言葉からも感じられました。

それがどうしてなのか……このことを考えるのも面白いことですが、レオナルドは《モナリザ》、ミケランジェロは《ダヴィデ像》のように、すぐに思いつく代表作が知られていないことが一番の原因なのではないかと想像しています。

本来、ラファエッロは代表作がいくつもあるのですが、どれもキリスト教の主題と強く結びついていたり「聖母子」をいくつも描いていて、どれが一番代表的なのかわからないということが原因なのかもしれません。しかし、それもラファエッロが後に手本となりやすい理由なのかもしれません。
話題の美術解説本『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』、 2022年お正月にTV番組化決定!!
番組ではCGを使い、迫力ある作品を次々と紹介。東京藝術大学の現役生徒から、西洋美術の解釈についての意見をインタビューする場面も。西洋美術の面白さに迫る番組です。ぜひ、2022年新春特別番組『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』をお楽しみください!

「東京藝大で教わる西洋美術の見かた」

【第1夜】
ダ・ヴィンチを学んだ "加工の天才" ルネサンスの巨人ラファエッロ

【第2夜】
"複製版画" でヨーロッパに伝播 ルネサンスの巨人ラファエッロ

●放送日時 
・BS11
【第1夜】2022年1月3日(月)21時~21時54分
【第2夜】2022年1月4日(火)21時~21時54分
URL:https://www.bs11.jp/education/geidai-seiyou-art/

・TOKYO MX
2022年1月2日(日)16時~17時45分(MX1)
URL:https://s.mxtv.jp/tokyomxplus/mx/article/202112051750/

●出演者

〔教える人〕
佐藤直樹氏 (東京藝術大学 准教授)
ベストセラー『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』の著者、佐藤直樹・東京藝術大学准教授を迎えお送りする新春特別番組!初心者には「美術鑑賞のコツ」を分かりやすく、美術ファンには「そうだったのか!」と膝を打つ解説を、ルネサンスの巨人ラファエッロをテーマにお届けします。ダ・ヴィンチやミケランジェロを手本に自分の世界を作り上げていった技術、版画を使ってヨーロッパに自作を流布させた戦略、アルプスを越えたドイツの画家との交流……などなど!東京藝術大学の全面協力のもと、藝大の授業の様子や様々な施設の紹介も!『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』著者。東京藝術大学教授。1965年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程中退。ベルリン自由大学留学、国立西洋美術館学芸課勤務を経て、2010年より現職。専門はドイツ/北欧美術史。編著書に『ローマ外国人芸術家たちの都』(2013年)、『芸術愛好家たちの夢 ドイツ近代におけるディレッタンティズム』(2019年)、『ヴェルヘム・ハマスホイ―沈黙の絵画』(2020年)ほか。

〔ゲスト〕
松尾貴史さん

松尾貴史さん 話題の美術解説本『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』、 2022年お正月にTV番組化決定!!1960年5月11日生まれ。神戸市出身。大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒業。俳優、タレント、ナレーター、コラムニスト、“折り顔”作家など幅広い分野で活躍。カレー店「般°若」(ぱんにゃ)店主。近年の出演作品に舞台「鷗外の怪談」(2021)、舞台「ザ・空気ver.2 誰も書いてはならぬ」(2018)、ドラマ「獣になれない私たち」(2018)など。著書に毎日新聞出版社「ニッポンの違和感」他多数。

篠原ともえさん
篠原ともえさん 話題の美術解説本『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』、 2022年お正月にTV番組化決定!!デザイナー/アーティスト。1995年歌手デビュー。文化女子大学(現・文化学園)短期大学部服装学科デザイン専攻卒。映画、ドラマ、舞台など歌手・女優活動を経て、現在はイラストレーター、テキスタイルデザイナーなどさまざまな企業ブランドとコラボレーションするほか、衣装デザイナーとしてもアーティストのステージ・ジャケット衣装を多数手がける。2020年、アートディレクター・池澤樹と共にクリエイティブスタジオ「STUDEO」を設立。同年7月に開催した「SHIKAKU -シカクい生地と絵から生まれた服たち-」では、サステナビリティと向き合い廃棄となる余剰の生地を余すことなく使い切る衣装作品などを展観。2021年、日本タンナーズ協会と協働しデザイン・ディレクションを手掛けた革アクセサリーが、世界で最も歴史ある国際的な広告賞ニューヨークADC賞「The ADC Annual Awards」にて、ファッションカテゴリーにおけるトラディショナル・アクセサリー、イノベーションの2部門でメリット賞を受賞した。

これが藝大の美術史だ。作品のメッセージを読み解いて鑑賞眼を鍛える! 【大好評発売中】 『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』佐藤 直樹 (著)

本書は、東京藝術大学で実際に行われている講義に基づいて作られた西洋美術の入門書。通史的に作品を概説するのではなく、著者の視点で選んだ個々の作品について、そこに込められたメッセージをわかりやすく読み解きます。クローズアップや補助線の導入など、読者の理解を助けるビジュアルも多用。楽しみながら、知らず知らずのうちに鑑賞眼が鍛えられることを意図しています。 ・Amazon.co.jpで購入する>>その他ネット書店一覧や詳細はこちら>>
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