身長186センチ、モデル並みの体型にスーツ姿もぴたりと決まる。スーツ シャツ ネクタイ(すべて参考商品)/すべてブリオーニ(ブリオーニ クライアントサービス) 靴/スタイリスト私物林 お正月ものんびりですか?
鈴木 そうですね。初詣は明治神宮に行きます。『西郷どん』をやらせていただいてから、やはり明治神宮という存在が特別になりました。それから、最近はスキーですかね。ただ下手なんですよ。何回やってもうまくならない。あとは、読書です。
林 あら、じゃあ、出たばかりの『李王家の縁談』を送らせていただきますね。
鈴木 ぜひ!
「鈴木さんには無限の可能性があります。ぜひハリウッド進出を」(林さん)
「きもの創り玉屋」で誂えた愛用の訪問着に、龍村の帯を合わせて新春の華やぎを。ぶどうとワイングラスをモチーフにした帯留めはご自身のアイディア。故郷・山梨でワイン県副知事を務める林さんの地元愛が滲む。2022年、さらなる飛躍をハリウッド進出も⁈
林 ところで週刊誌に「ハリウッド進出!」って書いてありましたけど?
鈴木 林さん、週刊誌読みすぎです。
林 だって、英語はお手のものですよね。外大(東京外国語大学)の英語専攻でいらっしゃるから。
鈴木 当時は勉強しました。そうですね、タイミングといい作品に恵まれれば、どんな国の作品でもやりたいなとは、いつも思っています。
林 これだけの才能と容姿をもっている人なら可能性は無限です。今までの俳優さんにはないスケール感もおありだし。『西郷どん』を機にぐんと飛躍されて、本当にいい時期に大河をやられたと思いますね。
鈴木 西郷さんという人物を演じることで、後半になるにつれて自分が役と同化していったんです。ああ、俳優って、こんな感覚になれるんだ。初めての経験でした。それ以降は、常にその感覚にたどり着きたいと思いながらやっています。実力を大きく押し上げてもらった大河ドラマに「ここまでポンと来られるようになりなさいよ」といわれたような。あれだけの濃い期間を過ごさせてもらった西郷さんという人は、これからも自分にとって特別な人であり続けます。
林 主役のプレッシャーもすごかったでしょうし、あれをやれば何だってできます。2022年のご活躍も楽しみにしていますね。私は、今『平家物語』の超訳に取り組んでいるので、頑張らないと!
鈴木 へえー、興味あるなあ。
林 おもしろいですよ。歴史の話はまたお目にかかったときにゆっくりと。今日はありがとうございました。
撮影/江原英二〈Astro80〉 着付け/伊藤和子(林さん) スタイリング/徳永貴士(鈴木さん) ヘア&メイク/板谷裕實〈ITAYA〉(林さん) 宮田靖士〈THYMON Inc.〉(鈴木さん) 取材・文/河合映江 撮影協力/ストリングスホテル東京インターコンチネンタル
『家庭画報』2022年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。