2万5000といわれる大軍を率いて尾張に侵攻した駿河の戦国大名・今川義元の本陣を、尾張の大名・織田信長が少数の軍勢で奇襲し、義元を討ち取った“桶狭間の戦”。音楽に映像、ダンスや立ち回りとともに、その前夜を描く舞台『オケハザマ』が、今月幕を開けます。作者は、漫画家のしりあがり寿さんです!
――朝日新聞の夕刊に連載中の4コマ漫画『地球防衛家のヒトビト』でもおなじみの、しりあがりさん。本作品が本格的な劇作家デビューになるそうですね。
「正確に言うと、20年くらい前に1度、安斎 肇さんとなんきんさんと3人でNASという劇団をつくって、お芝居をやったことがあるんです。それがまあ、周りに色々と迷惑をかけたので、反省して封印していました(笑)。でも今回、前からずっと熱心に声をかけてくださっていた流山児 祥さんの劇団で、またやることになって。あまり人に迷惑をかけないようにと誓いながら書き始めたんですけど、なかなか難しいですね(苦笑)」