歌舞伎役者は体が資本
定番の朝食
いつも以上に体力を消耗する公演のときには、朝にもしばしばステーキが登場した。温泉卵、納豆、青菜の和え物、ひじきの煮物、香の物、しじみの味噌汁は和風朝食の決まりものである。團十郎さんは朝食をしっかり食べた。驚くのは、和食のメニューにミニステーキを加えていることだ。歌舞伎役者は体力が勝負なのである。特に舞台に出ているときは、体調を維持するために、判で押したように決まったものを食べたという。
朝食を屋上のテラスで食べることも多かった。パンのときは、ベーコンエッグにトマトとレタスのサラダが定番。