変革の波に乗るには「国之常立神(くにのとこたちのかみ)」を祀る神社へ
『日本書紀』では天地が分かれ始めた際、最初に現れたとされ、『古事記』でも神話に登場する天津神(あまつかみ)の中で特別に扱われる「国之常立神」は、変革がテーマとなるこれからの時代で力を発揮する神様です。
「現状をよりよく変えたい」かたは足下を固めつつ、長期的なビジョンを持つのがおすすめ。同時に国之常立神を祀る神社を訪ね、変革のための心の波動を得ることが大切です。
1.二宮神社(東京・あきる野市)丘の上の社は「みょうじんさま」の名で親しまれています。境内には、国常立尊を祀った後に湧出したとの伝承を持つ湧水池もあります。
2.日枝(ひえ)神社(東京・千代田区)二礼二拍手一礼の後、本殿正面に心を合わせると、安定、質実剛健といったイメージが伝わってきます。そういう意識で参拝するとよいでしょう。
3.出雲大神宮(京都・亀岡市)国常立尊が鎮まる御陰山をご神体とし、社殿の奥に続く道を進むと神様が宿る磐座が鎮座しています。清らかで威厳ある空気は聖地ならでは。
4.御岩神社(茨城・日立市)古代信仰や神仏習合色を色濃く遺し、古い神々が宿る場所。
5.大鳥神社(東京・目黒区)「目黒のお酉さん」と呼ばれ親しまれる目黒区内最古の神社。
6.御獄神社(長野・木曽郡)古来、信仰の山として知られる木曽御嶽山の頂上に奥社を持つ。
7.国常立神社(奈良・橿原市)「天から降ってきた」という伝承を持つ天香久山の頂上に鎮座。
8.玉置神社(奈良・吉野郡)玉置山の山頂近くにある神社。樹齢3000年の神代杉が見事。
下のフォトギャラリーから詳細をご覧いただけます。 写真/御堂龍児 取材・文/冨部志保子
『家庭画報』2022年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。