「チェリーテラス」のパームハウスグラス・フルールは、チェコの熟練職人の手作業による吹きガラスで作られている。4サイズが入れ子になるデザインでかさばらずに収納できることも、多美保さんが気に入っている理由。象モチーフの銀のピック挿しは「クリストフル」製。Tips4
口径の大きなグラスをクーラー代わりに
「人が多く集まる日にはワインクーラーを使いますが、1人でお酒を楽しみたい日には少し大げさ過ぎますよね。そんな時には、口径の大きなグラスにクラッシュドアイスを入れて、ミニクーラーにしています」。
多美保さんが使ったのは、チェリーテラスの入れ子のグラス。サイズ違いの4種類のグラスそれぞれに、ポーセリンデザイナーの勝間田理恵さんに銀彩で芭蕉の葉を描いてもらったもの。
一番大きなグラスに氷を入れ、その中にジューンベリーのリキュールを注いだ最小サイズのグラスをセット。「このリキュールは奈良に住む知人の手作りです。少し甘みがあって穏やかな気持ちになれるんです」と、多美保さんは豊かな食後のひとときを過ごします。
横瀬多美保/Tamiho Yokose
インテリアスタイリスト
東京都生まれ。テーブルコーディネーター、インテリアスタイリスト。テーブルコーディネーターの故クニエダヤスエ氏に師事。女性誌や料理本、百貨店のディスプレイなどのスタイリングに携わる。新旧、和洋を自在に織り交ぜた、モダンでエレガントなコーディネートに定評がある。『家庭画報』とのおつきあいは30年近く。流行や時代の変化をしなやかに受け止めながら、幸福感漂う美しい暮らしを提案し続けている。
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『家庭画報』をはじめとする女性誌で活躍する、インテリアスタイリスト・横瀬多美保さん。ご自身の1LDKでの暮らしを1年間にわたり追った『家庭画報.com』の人気連載が、ついに一冊の本になりました。コーディネートの組み立て方、“自分らしい”空間の作り方も初公開! 今すぐ活用できる暮らしのtipsが満載です。