ロックバンドのSOPHIA、MICHAELのヴォーカルとして活躍し、俳優としても多彩に活動する松岡 充さんが、音楽劇『三文オペラ』で主役を演じます。ベルトルト・ブレヒトの戯曲、クルト・ヴァイルの音楽による刺激的な名作です。演出・上演台本を手がけるのは、SOPHIAに多大な影響を受けたという気鋭の若手、谷 賢一さん。どんな『三文オペラ』になるのか、期待は高まります!
――ギャングのボスで女好きの悪党でありながら、女性にモテる色男の主人公マクヒィス(通称マック)を演じる松岡さん。ご自身の役について、どう感じていますか?
「『三文オペラ』のもとになった『ベガーズ・オペラ』の“ルパン三世”的な主人公から愛嬌を取って、もっと冷酷にした男という印象です。結婚相手のポリーや愛人のルーシーのことを愛してはいないのに、2人からは愛される。今までマックを演じた俳優さんには大人の男の渋みがあって、普段は笑顔を見せないけど、笑うと子供みたいで憎めないようなイメージがあったと思うんですが、僕は全然タイプが違う。違うマックをやらないとダメだなと思っています」