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手頃な価格で、どんな料理にも合う“普段使いの器”を紹介。「日々の器」を楽しむ

2022.02.22

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今、欲しいのは自分をもてなすためのパーソナルな器


家で過ごす時間が長くなった今、多くの人が探し求めているのは人をおもてなしするための器ではなく“自分をもてなす”ための器です。

その象徴が、マグカップ。大きさ、形、風合い、絵付け、持ち手の形状は、一つ一つ異なります。毎日手にし、口をつける器だからこそ、自分が「これが好き」と思う器を時間をかけて選びたいものです。

日本は世界に冠たる“器大国”


上から時計回りに、手びねりで作られたカップは使ううちに味わいが増し、「MORIS」店主の森脇今日子さんも長年愛用。「マグカップ」内田京子 作(径7.5×高さ10センチ)8250円/MORIS きらめく銀彩と遊び心溢れる文様に心躍る「銀彩うさぎマグカップ」岡本 修 作(径8.5×高さ9センチ)1万1000円/日々 九谷焼の五彩の一つ、紫の顔料で和モダンに。「紫色マグカップ胴形」山本恭代 作(径10×高さ9センチ)7150円/暮らしのうつわ 花田 物語を感じさせる絵付けのデミタスカップ。「黒地イロエカップ」矢島 操 作(径6×高さ5.5センチ)4950円/うつわ楓 手びねりによる端正な形に気品が宿る「白灰砂化粧マグカップ」 村上 躍 作(径8.5×高さ7センチ)1万1000円/うつわ祥見 KAMAKURA 吉祥文の矢羽根を線刻模様で表現した「マグカップ」タナカマナブ 作(径7.5×高さ9センチ)3520円/宙SORA 鍛造技法で作られた和食器にも合う風合いが魅力。「アルミトレー」永島義教 作(径31×高さ2センチ)1万6500円/うつわ祥見 KAMAKURA 「ステンレス ディナースプーン」加成幸男 作(長さ19.5センチ)4400円/百福

和食器と洋食器、その境界線はなくなりつつある


和食、洋食、中国料理、エスニック……。家庭の食卓に上がる料理が、これほど多彩なのは日本ならではの特徴です。

それを受け止める日常づかいの器のバリエーションも増えています。例えばオーバル皿。従来の和食器にはあまりなかった形状ですが、料理ジャンルを選ばず、縦横に使え、盛り映えがするので、多くの作家が手がけるようになりました。「日々の器」に和洋の境はなくなりつつあります。

日本は世界に冠たる“器大国”上から、焼締めの白磁「オーバルプレート」寒川義雄 作(21×29.5×高さ2.5センチ)1万1000円/うつわ祥見 KAMAKURA 土の素材感を打ち出すシンプルさ。「粉引オーバル皿S」及川静香作(24×16.5×高さ2.5センチ)2860円/うつわクウ 耐熱仕様でオーブン料理にも使える「湖水色オーバルプレート中」村上雄一 作(19×28×高さ2センチ)4950円/雨晴/AMAHARE マットな肌ざわりと色の重なりが魅力。「オーバル大 鉄白」二井内 覚作(17×24×高さ2センチ)4180円/うつわ楓 竹俣勇壱 作のカトラリー。「フィッシュナイフ」(21センチ)、「フィッシュスプーン」(18センチ)各5280円/雨晴/AMAHARE
撮影/本誌・西山 航 大泉省吾(関東・店) 内藤貞保(関西・店)スタイリング/阿部美恵 取材・文/鈴木博美 井伊左千穂 西村晶子(関西) 掲載した器の問い合わせ先は、『家庭画報』2022年3月号58~61ページの器ギャラリー紹介のページ、または2022年2月25日配信予定の第2回の記事をご参照ください。器は手作りのため、仕上がりや大きさが写真や説明と異なる場合があります。器は一点物の場合、購入できないことがあります。器のサイズは5ミリ単位で計測しています。
『家庭画報』2022年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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