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「劇場は夢の空間。バレエダンサーは素敵な仕事」吉田都さんロングインタビュー

2022.02.17

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吉田 都さん

「劇場は夢の空間。その中で生きられるバレエダンサーは、素敵な仕事です」


バレエダンサーって、本当に素敵な仕事です。自分が大好きなバレエを踊ることで、お客さまに喜んでいただける。

そして豪華な舞台セット、華麗な衣裳、美しい音楽......一流のプロフェッショナルたちが作り上げる世界に入り込んで、夢のひとときを生きることができるのです。


もちろん、決して簡単ではありません。バレエダンサーは何十年も毎日地道な基礎練習を繰り返し、ハードなリハーサルで身体を酷使し、「できない自分」と向き合い続けなくてはいけない。そういう厳しい仕事でもあります。

それでも──自分に負けずに、努力すればするほど必ず成長できるのも、バレエの素敵なところです。今バレエを学んでいるみなさんには、ぜひ夢を持って、頑張ってほしいと思います。

── 吉田 都

吉田 都の歩み

9歳のとき、生地にてバレエを始める。

【1983年】ローザンヌ国際バレエコンクールでローザンヌ賞を受賞。英国ロイヤル・バレエ学校に留学。

【1984年】サドラーズウェルズ・ロイヤル バレエ団(現バーミンガム・ロイヤルバレエ団)に入団。

【1988年】最高位のプリンシパルに昇格。

【1995年】英国ロイヤル・バレエ団にプリンシパルとして移籍。

【2006年】英国最優秀女性ダンサー賞を受賞。

【2007年】紫綬褒章、大英帝国勲章(OBE)を受章。

【2010年】『ロミオとジュリエット』東京公演を最後に英国ロイヤル・バレエ団を退団。フリーとして活動を開始。

【2019年】現役を引退。

【2020年】新国立劇場舞踊芸術監督に就任。

 

公演情報


エデュケーショナル・プログラムvol.1
ようこそ『シンデレラ』のお城へ!


ようこそ『シンデレラ』のお城へ

2022年4〜5月に上演のアシュトン振付『シンデレラ』。

バレエ芸術、生の舞台の魅力が体験できる新たな教育プロジェクトの第一弾。2022年4月30日~5月5日に全幕上演予定の『シンデレラ』を題材に、通常の公演では見られない舞台転換の仕組み、振付・ダンサーの技術などを解説し、初めてバレエ鑑賞をするかたやお子さまにも親しみやすい内容でお届けする。

新国立劇場オペラパレス
公演期間:2022年2月26日(土)~2月27日(日)
予定上演時間:約1時間30分(休憩含む)
内容:第1部『シンデレラ』第1幕の一部抜粋上演と解説、第2部『シンデレラ』第2幕の上演
新国立劇場 バレエ&ダンス:https://www.nntt.jac.go.jp/ballet-dance/

 

この特集の掲載号
『家庭画報』2022年3月号


2022年3月号フッタ
取材・文/阿部さや子 撮影/鍋島徳恭 スタイリング/戸野塚かおる ヘア&メイク/鈴木麻衣子

『家庭画報』2022年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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