『途上の旅』
絵/若菜晃子 デザイン/櫻井 久〈櫻井事務所〉若菜晃子 著/アノニマ・スタジオ登山の専門出版社を経て、文筆家、小冊子『mürren』編集・発行人として活躍する著者による、海外への旅をテーマにした随筆集。
旅先は、ギリシャのクレタ島、カナダ、モロッコ、インド、チリなどの、観光地から少し離れたような場所。初めての土地、初めての宿で眠るときに感じるうっすらとした不安や、ありのままの自然に触れるときの思考が、確かな筆で描かれる。
手触りのよい紙と手に収まりのよいサイズで、本を読む喜びを与えてくれる。
「#今月の本」の記事をもっと見る>> 『家庭画報』2022年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。