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スパイ小説の巨匠 ジョン・ル・カレの遺作『シルバービュー荘にて』

2022.03.09

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〔今月の本/巨匠最後の作品〕

『シルバービュー荘にて』


『シルバービュー荘にて』

写真/Adobe Stock 装丁/k2

ジョン・ル・カレ 著・加賀山卓朗 訳/早川書房


英国秘密情報部(MI6)での経験をもとに数多くのスパイ小説を発表し、2020年12月に惜しくもこの世を去ったジョン・ル・カレの遺作。

「死後、未完の原稿が机上にあったら、それを完成させてくれないか?」との遺言を受け取った、父と同じく作家となった息子ニック・コーンウェルによるあとがきで、ほとんど完成された本書の原稿が仕事机の上に置かれていたことが明かされている。

多くの作品が映画化、ドラマ化されたスパイ小説の巨匠の最後の作品を、じっくりと味わいたい。

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『家庭画報』2022年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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