健康を保つためのポイントは、体のバランスと「補腎」
中医学について伺いました
薬学博士 陳志清さん(ちん・しせい)イスクラ産業代表取締役社長。南京中医薬大学卒業。陜西中医薬大学大学院修了。1993年に来日、2002年広島大学大学院で薬学博士学位を取得。日本中医薬研究会専任講師、日本不妊カウンセリング学会理事など。中国の伝統医学(中医学)では病気にならない体を作る「未病先防(みびょうせんぼう)」という考え方がとても大事にされています。自然の恵みを自分の体に合わせて上手に取り入れて体質を改善し、不調を解消しながら健康を保つのです。
「陰陽」「気血水(きけつすい)」など中医学独自の理論には難しいイメージがあるかもしれませんが、もとはといえば長きにわたり人々が生活の中で経験し、身につけてきた健康維持の知恵から生まれたものでした。
最も重要視するのは「体のバランス」をとること。たとえば体への作用を「陰と陽」の対立関係に置き換えて、冷やして落ち着かせる「陰」と温めて動かす「陽」のバランスがとれた状態が健康であると考えます。
また、体を構成する基本物質を「気血水」と名づけ、気は生命エネルギー、血は血液や栄養分、水は血液以外の水分ととらえました。これらが多すぎず少なすぎず、均衡のとれた力関係で体内を巡っていれば健康を保つことができるのです。
体を巡っている健康を保つための3要素「気・血・水」もう一つ、「五臓」(臓器とその機能を指す)が連携し協調し合って働くことも健康の条件です。
なかでも「生命の源」と呼ばれる「腎」には成長・生殖・老化を司り、免疫機能や自律神経のバランスを整える重要な働きがあります。女性ホルモンの分泌にかかわり、妊娠・出産や更年期の体の変わり目の健康を支え、骨や血液の若々しさを保つのも腎の働き。腎を補う「補腎(ほじん)」が、性別や年代を問わず健康維持のためにいかに大切であるかがわかります。
このような中医学の考え方をベースに、「毎日の習慣から美と健康を」と願うかたがたに向けて作られたのが、イスクラ産業の飲料「ベリースタイル」です。
中国伝統医学の力で美と健康を支える飲料果汁100%の美容飲料「ベリースタイル」。ノンカフェイン、甘味料不使用、脂質ゼロ、無香料。1箱10本入り(1本50ml)5400円 お問い合わせはこちら>>クコ・ラズベリー・ツバメの巣。チーム力で美と健康をサポート
クコについて伺いました
中医学講師 尹倚艱(いん・いけん)長春中医薬大学卒業。1996~2018年北京・中国中医科学院広安門病院勤務、2012年北京・中国中医科学院卒業、医学修士学位を取得。2018年に来日。日本中医薬研究会の専任講師として中医学の普及啓発に尽力。「ベリースタイル」の成分はクコ(枸杞)、ラズベリー、ツバメの巣の3つ。主となるクコは、砂漠の非常に強い紫外線や乾燥など過酷な環境で生育する生命力の強い植物です。生命力の根源ともいえる「腎の精」を補う働きから、中国の宮廷でも古くから食事に取り入れられてきました。美容と健康によいとされるカロテノイド色素のゼアキサンチンやアミノ酸類、クコ特有の多糖類も含まれています。
中国西北部・寧夏(ねいか)で有機栽培される上質なクコを原料に使用。実が大きくて厚い。一つでも十分健康・美容によいとされる“栄養の宝庫”クコに、さらに相性のよいラズベリーを加えたことが「ベリースタイル」の大きな特徴です。ラズベリーはクコとともに気血を補い、潤いや元気をさらに強化します。
もう一つ、ツバメの巣を配合して美容とエイジングケアに働きかけ、加齢により失われがちな潤いや気力をサポートします。また、クコとラズベリーの機能のバランスを図り全体を整える働きも担っています。
「ベリースタイル」の3つの成分3つの成分の“チーム力”で、健康と美しさを内面からサポートする――これこそが、ほかには見られない「ベリースタイル」の魅力だといえます。まさに自然の恵みの結晶。毎日飲みたくなるような「甘酸っぱくておいしい味」も追求しました。
中医学に、心と体の健康は連動していることを意味する「心身一如(しんしんいちにょ)」という考えがあります。一人でも多くのかたがたに、心も体も健康になって一日一日を生き生きと過ごしてほしい――。「ベリースタイル」から、陳志清社長のこんな願いが伝わってきます。
撮影/本誌・大見謝星斗 取材・文/浅原須美
『家庭画報』2022年4月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。