〔位置〕
「真ん中」に結ぶのが美しい
金封や箱などの方形は、上下、左右の中央に結び目がくるように結びます。水引を施す位置は、祝儀袋・不祝儀袋をはじめ、方形のものは箱ものも含めて、「真ん中」を定位置とするのが基本です。もちろん例外もあるでしょうけれど、近年しばしば見かけるやや下方に位置したものは、バランスがよろしくないように感じます。
末広形などの方形でないものも「真ん中」に結びますが、こちらは寸法ではなく、印象として感じられる重心としての「真ん中」。「丹田」とでもいうべき位置にするのが美しく、バランスのよい印象になります。
末広形などの方形でないものは、重心に結び目がくるように結びます。箸袋は、裏の折り返しを留める役割を兼ねているので、下方に結ぶことも。