――息の合ったお2人のバディぶりが楽しみです。福士さんも宮野さんも長身だけに、立ち回りも迫力がありそう。「永流の殺陣には棒術のような動きも入っているんです。アクション指導の方から技術的に高いものを要求されていて、必死に取り組んでいます(笑)。でも、それがめちゃくちゃうれしいんです。今はまだ練習を重ねている段階ですが、本番までに、それができるようになっている自分を想像すると、楽しくて」
――ポジティブで素敵です。「そんなに高度なこと、僕には無理!」という気持ちにはならない?「ならないです。“努力を怠らなければ、絶対にできるはず”と思っているので。そういう気持ちに加えて、初舞台で共演した早乙女太一くんと、この4年の間、お互いのスケジュールが合うときに殺陣の稽古をしてきたことが、自信に繋がっているのかなと思います」
――自主稽古を重ねてきたのですね。歌と踊りも満載とのことですが、福士さんが歌う場面もあるのでしょうか?「稽古をしていく中で、出てくるかもしれません。去年からピアノを習い始めたことが役に立てばと思っています」
――どういったきっかけで、ピアノを始められたのですか?「僕はもともと音楽が好きで、以前から何か楽器に挑戦したいと思っていたんです。何の楽器にしよう?と考えていたときに、ピアノの先生に出会って、歌も好きなのでピアノだったら弾き語りもできるかなと思い、始めることにしました。この仕事をしていると、いろいろなプロフェッショナルの方に会う機会があるので、人との繋がりに感謝しています」
――そんな福士さんが“俳優になってよかった”といちばん感じるのは、どういうところですか?「何を勉強しても、どんな経験をしても、それを仕事に生かせるところです。僕は学んだり教えたりすることが好きなので、それが仕事に役立つというのは、とてもありがたいことだし、ラッキーだなと感じています。どれも好きなことをしているだけなので、勉強しているという感覚はあまりないのですが」
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