コロナ禍になり、家中の断捨離に熱中した二人。一緒に掃除を始めると、つい深夜までかかってしまうこともあるという。村井 コロナ禍で、一緒にいる時間が増えてからは、さらにぐっと距離が近づいた気がする。と同時に二人で始めたのが、ユーチューブ番組の『音無美紀子と村井麻友美のお料理しましょ!』だけど、配信も100回を超えるぐらい続いているね。
音無 私のフェイスブックでわが家の献立を紹介していたことから、こんな展開になるなんて思わなかった。作り方をユーチューブで紹介してほしいという声があって、パパ(俳優の村井國夫さん)がやってみたらといったことで始めたのがきっかけ。
村井 ママは本当に料理が上手だから、この番組を通して勉強させていただいています(笑)。子どもの頃から、公演で長く留守にするときにも、冷蔵庫いっぱいにおいしい手料理を用意しておいてくれたのを覚えている。
音無 作らないで出かけると、心配になっちゃうのよ。
村井 家族においしいものを食べさせてあげたいという思いが強いよね。今も、料理教室に通っているもんね。
音無 今は、薬膳料理、中国料理、韓国料理を習っている。最初は何もできなかったのよ。結婚が決まったときに、私の母が心配して、自宅に先生をお招きして、料理教室を開いていただいたほど。貴女(あなた)もがんばって。
村井 はい、よい料理の先生が隣にいるので、精進します。
音無 料理でいえば、パパの思いがけない闘病もあって、より健康に目覚めて、行き着いたのが「良質なたんぱく質」を摂ることだったのよね。
村井 オンラインで栄養学の講義もしている従兄弟から、体に必要な栄養素や摂り方などを教えてもらったのがとっても役に立っている。そこから、プロテインも活用することにしたんだけど、プロテインを摂るようになって、体のラインがきれいに引き締まってきたうえに、肌につやが出るようになったよね。従兄弟から教わった、臓器もたんぱく質でできていて、人間は体中にたんぱく質が必要なんだということを納得するようになった。
音無 たんぱく質に気を配るようになって、私も体が軽くなった! ユーチューブで料理を作るときにも意識しているね。でも、ユーチューブの編集の仕方なんかは全部、貴女が独学で習得したのよね。すごいわね。
村井 誰にも頼めないから、随分努力したよ。こういうことは私がやらなければ始まらないでしょう。
音無 はい、そのとおりです。最近、いろいろな意味で、貴女の存在は私の中で“先生”になっているかも。特に、デジタル関連はパパと一緒になって、聞いているね。
村井 夫婦揃ってアナログだよね。地方公演中でも連絡が来るから。
音無 頼りにしています。結婚しても、近くに住んでほしいな。
村井 考えておきます(笑)。