ゴルフがあるから夫婦一緒の時間が楽しめる
山下:普段、ご夫婦一緒に出かけることはあまり無いけれど、ゴルフはたまに一緒にプレーされるという方もいらっしゃいますよね。服部:母が「夫婦は年をとると、会話が薬か病気の話になる、あとは孫の話……」と言うのですが、ゴルフがあると、一つのコミュニケーションツールになりますよね。山下:確かに、やること(=ゴルフ)があるので、会話がなくても進むし、四季折々の自然のなかでゴルフをしていると、自然と会話も増えますよね?服部:夫婦旅行も、観光とショッピングだけだと飽きてしまいますが、ゴルフをすると、お腹もすいて、ご飯も美味しく食べられるし、疲れるので夜もよく眠れる。山下:よいことづくめですね(笑)服部:ゴルフをすると、体を動かすので健康でいられますし、ちょっぴり刺激もあるから夫婦の絆も深まると思います。なにより、ゴルフがあるから一緒に出かけようというきっかけになる……。1991年に帰国し、同年のプロテストにトップで合格された服部道子プロ。写真は93年のミズノオープンレディスゴルフトーナメントでツアー初優勝したときのもの。
5回デートするよりも1回のゴルフ
山下:よく結婚相手とは一緒にゴルフをすると良いと聞きますが?服部:5回デートするよりも1回ゴルフをすると相手のいろんなことが分かると思います。あと、それに、ちょ〜っと勝負をすると、より本性が分かるんですよ。山下:え?そうなんですか?服部:何も勝負しないと「今日は僕はホストに徹するんだ」とか逃げちゃう人がいるので、より本性を見たいなら、ちょ〜っと勝負すると良いですよ(笑)。「リストランテAO 青山」での対談は、美味しい食事に心地よいサービスで、時が経つのを忘れてしまうほど盛り上がりました。
お母さまも第1回世界アマに出場するほどのゴルファーでらしたことなど、驚くエピソードがいくつもあった今回の対談。プロの視点から語られるゴルフ論はとても勉強になります! 来週も引き続き、お伝えしきれなかった貴重なお話をお届けしたいと思っております。お楽しみに。 山下美穂子/Mihoko Yamashita
フリーアナウンサー
東京都生まれ。慶應義塾大学 文学部 美学美術史学科卒業。大学時代は体育会ゴルフ部に所属し、主将を務める。ベストスコアは79。2000年日本テレビに入社。アナウンサーとして報道やスポーツを担当し、ゴルフ中継で女性初の実況を担当する。2016年末にフリー転向。現在は、ゴルフなどのスポーツイベントをはじめ、多方面にて活躍中。