5.アンティークギャラリー 虎徹(北海道・札幌)
「ロイヤル コペンハーゲン」の〈フローラ ダニカ〉にフレンチシルバーのサーヴィングスプーンと英国アンティークのカトラリーを合わせて。価格はお問い合わせを。ティータイムの主役を飾る逸品に出合う
1998年、札幌・宮の森にオープン。藤嶋誠一郎さん・優子さんが営むこのお店には、イギリスを中心にヨーロッパ各地で集めた貴重なアンティークコレクションが揃います。多いときには年に13回も買い付けに出かけていたというご夫妻。
「アンティークの魅力は、以前の持ち主の愛や想いが感じられるところ。一生そばに置きたいと思えるものを選んでいます」。英国の絢爛たる茶文化を象徴する銀器に、18~19世紀に作られた名窯の陶磁器を取り合わせた華麗なテーブルコーディネートも評判。日々の生活にアンティークを上手に取り入れるアイディアが見つかりそうです。
〈RGスクリブナー〉デザートプレート 4万円アンティークギャラリー 虎徹札幌市中央区宮の森3条10-3-3
ステータスビル 1階
TEL:011(621)3030 営業時間:12時~17時
日曜・祝日定休
6.マイセン(大阪・中之島)
花を愛でながらお茶を楽しめるティーカップ。手前からラッパスイセン、ブーケ、バラ、クロッカス、チューリップ、アイリス7万1500~22万円精緻な描写で五感を満たす花の名窯
およそ300年前にヨーロッパで初めて硬質磁器を生み出したドイツの名窯「マイセン」の直営店。精緻な自然描写によるエレガントな絵付けが素晴らしく、息をのむほどの美しさです。花の図柄は植物のつくりを学んだ絵付け師が観察を重ねながら生き生きとした姿をとらえ、18世紀から自社で作られている顔料から生まれる1万色の色彩が、花の細やかな表情を表現。
36種類の季節の花をメインに一つ花、二つ花、ブーケなどを描いたカップ&ソーサーはフォルムもさまざま。器は一つ一つ異なり、同じものはないといっていいほどの豊富な品揃えです。
貼花付きミニチョコレートポット41万8000円マイセン リーガロイヤルショップ大阪市北区中之島5-3-68
リーガロイヤルホテル1階
TEL:06(6449)0663 営業時間:11時~18時
火曜・金曜定休
撮影/本誌・坂本正行 本誌・西山 航 大泉省吾 蛭子 真 取材・文/鈴木博美 ※文中ではアンティークギャラリー 虎徹は虎徹と表記しています。
『家庭画報』2022年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。