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【統合医療最前線4】東洋医学や食事の観点から心身を改善する

2018.01.30

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医療の理想系として注目を集める「統合医療」。生涯現役をサポートする新しい医療のあり方を追って、浦田クリニック/スコール金沢を総力取材しました。そこで見えてきたものとは?

(関連記事はこちらから。)
【統合医療最前線1】医療の理想系?生涯現役をサポートする“統合医療”とは
【統合医療最前線2】科の領域を超えた連携治療で、不調の原因を改善!
【統合医療最前線3】「アンチエイジング」ドックで未来のリスクを管理する


上馬塲和夫先生
一般財団法人 東方医療振興財団 理事長
上馬塲和夫先生
広島大学医学部卒業。
日本アーユルヴェーダ協会および学会理事長。
日本統合医療学会統合医療指導医。

体質や心までみて、「治る力」を目覚めさせる“東洋医学”


西洋医学と東洋医学を統合させる研究を長年行い、漢方、鍼灸、温泉、アロマセラピー、ヨーガとアーユルヴェーダを取り入れた医療に取り組んできた、東洋医学の第一人者、上馬塲和夫先生。浦田クリニックでは東洋医学外来を受け持ち、刺絡(カッピング)、メディカルアロマセラピー、アーユルヴェーダなどの治療と指導にあたっています。

「頭痛やアレルギー症状、うつなどの治りにくい症状や、肩こり、不眠といった未病は、西洋医学では治療が難しいのが現状です。このような症状や不調には、脈や舌から体質をとらえ、気血水、風火水のバランスをよくする東洋医学の視点でみることが必要となります。メディカルアロマセラピーやアーユルヴェーダも有効です」と上馬塲先生。

難治性の症状、未病を抱える人の多くは体内の循環が悪く、いわば詰まったような状態。「おなかや背中を触ると硬く、手足が冷えているのは血行不良で瘀血がたまっているから。これをかっさやカッピングで流して取り除くと、流れがよくなり栄養が行きわたって代謝が活性化し、生き生きとした状態を取り戻すのです」。

東洋医学やアロマセラピーなどで治療すると、呼吸も深くなり、自律神経も整います。「呼吸が浅いとリンパや静脈血の流れが悪くなります。東洋医学を受けると、心と体が心地よくなり、本来私たちに備わっている治癒力が活性化。難治性の症状や未病に対し“治る力”が甦ります」
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