未病状態から難治性疾患までの診療を行う東洋医学外来。そこではどのような施術が行われているのでしょうか?取り組みを紹介します。
浦田クリニック/スコール金沢の“ジネン”。メディカルアロマトリートメント90分(全身ボディとフェイシャルがセット)1万8000円(スコール会員1万6200円)【メディカルアロマセラピー】
医療機関で多く使われている精油を用い、長年の不調を改善
芳香植物などの香りを利用して、心と体を心地よい状態へと導くメディカルアロマセラピー。フランスやベルギーでは医療として認知され、精油は薬品として扱われています。
浦田クリニックでは、「PRANAROM」社など、安全性の高い精油を吟味し、そのかたの不調に合わせてブレンド。精油の効能を引き出すゆっくりとした手技で、筋肉をほぐし、血流をよくします。長年苦しんでいた肩こりや不眠から解放され、日々の生活の質が向上したと、喜ぶ患者さんが続出しています。
圧をかけながらゆっくりとしたタッチで精油をなじませ、副交感神経を優位に。
「PRANAROM」社のほか、「エコロギー四万十」のひのきや、「kenso」のジンジャーの精油など国産のオイルも取り入れてブレンド。【東洋医学外来】
自己治癒力を引き出し薬いらずの体に
漢方、鍼灸、刺絡、カッピング、アーユルヴェーダなどの伝統医療を取り入れる東洋医学外来。上馬塲先生の指導のもと、鍼灸師が脈診や触診からそのかたの体質と現在の体の状態を診断し、伝統医療の施術を適宜組み合わせます。
治療による痛みなどはほとんどなく、リラックスできる施術。体とともに心もほぐれ、呼吸も深くなり、循環が改善して視界が明るくなる人も。自己治癒力が目覚め、頭痛薬や胃薬などに頼らず良好な体調を維持できるようになります。
置き鍼や、刺絡に用いる鍼は、ディポーザブルで衛生的。吸い玉を使ったカッピング。健康状態が表れる足裏から、瘀血がたまりがちな背中へ。