これからのお楽しみ! 羽生竜王と藤井聡太四段の対局
就位式に先立ち、永世竜王、永世七冠を達成した羽生竜王と竜王戦6組優勝の藤井聡太四段の共同記者会見が行われました。2月17日に行われる朝日杯の準決勝において公開対局することが決まったお二人。
持ち時間40分の早指し戦ではありますが、公式戦では初の対局となります。非公式戦では2局対局して1勝1敗の戦績。
“生きる伝説”羽生竜王と“未来の永世八冠候補”とも言われる藤井四段の対局は、これから幾度も向き合って、棋風を知り、手の内を読みつつ、勝負を重ねていく今後の過程に魅力があるとは思いますが、公式戦での記念すべき一局であることは間違いありません。
この対局ももちろんのこと、羽生竜王のタイトル通算100 期がいつ、どのような形で見られるのか、今後のご活躍もますます楽しみです。「タイトル通算100期を達成したら、人間国宝を!」というファンの方々の声もあがっているようですが、2018年の将棋界もますますアツそうですね!
就位式の前に行われた、羽生竜王と藤井聡太四段の共同記者会見。2人の対戦について。「四段の段階だと一次予選から出場するものですから、かなりたくさん勝ち上がってこないと対戦の組み合わせにならないのですが、今期の朝日杯で藤井さんが並みいる強豪を打ち破って勝ち上がってこられたのは、非常に立派だと思います」(羽生竜王)。「ずっと憧れの存在でもあったので、その羽生先生と公式戦で対局できることをとても楽しみにしています」(藤井聡太四段)。 小松庸子/Yoko Komatsu
フリー編集者・ライター
世界文化社在籍時は「家庭画報」読み物&特別テーマ班副編集長としてフィギュアスケート特集などを担当。フリー転身後もフィギュアスケートや将棋、俳優、体操などのジャンルで、人物アプローチの特集を企画、取材している。