奈良の桜紀行 第21回(全25回) 奈良の桜こそ、私たちが今いちばん見たい風景ではないでしょうか。新たに誕生した宿、地元に愛される美食処とともに古都の桜の名所をご案内します。
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自然の移ろいを感じながら“大宇陀時間”を満喫
山間に広がる奥大和らしい田園風景に佇む一軒家。店主の高橋亮太さんと料理人の松岡志帆さんが、陶芸家で茶人であった石崎光四郎氏の邸宅を譲り受け、レストランとして3年前に開業しました。
目の前の畑で採れた旬の野菜や自家栽培の米を使い、素材の持ち味を生かした9つのコース料理が評判を呼んでいます。何よりもゆっくり時を過ごしてほしいという店主の思いから、1日1組の完全予約制に。
コース料理を堪能した後は、2階にあるモダンなギャラリーへ。
2階のギャラリーには、店主が蒐集した北欧の器がセンスよく配置されている。窓を開け放ち、心地よい風を感じ、鳥のさえずりを聞きながら、静かで心休まるひとときを。竹林を借景に切り取った美しい景色を眺めながら、心静かに豊かな時間が過ごせます。
下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。 Information
プルイェ
宇陀市大宇陀下宮奥318-2
- purje@kcn.jp 金曜・土曜・日曜・月曜営業 正午の会(7〜9皿)6500円 完全予約制。予約はメールにて。
撮影/工藤憲二 取材・文/土橋育子 ※料理の内容は、一部変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
『家庭画報』2022年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。