奈良の桜紀行 第22回(全25回) 奈良の桜こそ、私たちが今いちばん見たい風景ではないでしょうか。新たに誕生した宿、地元に愛される美食処とともに古都の桜の名所をご案内します。
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1年熟成約0.6ミリの「白龍」を使った「冷やしそうめん」880円。そうめんの郷、三輪で味わう正統派のスタイル
まるで美術館のようにモダンな建物が目を引く「三輪山本」は、1717年に日本最古の神社、大神神社のある三輪山の麓に創業したそうめんの老舗。
店内奥から望む枯山水の中庭。店に入るとすぐに広々とした売店が、奥にはゆったりとした食事処があり、地元客や観光客でいつも賑わっています。
芸術品のような細さのそうめんは冷やしそうめんかにゅうめんで、洗練された特製だしでいただきます。奥深いそうめん文化を堪能できる逸品です。
2年熟成約0.9ミリの「糸依プレミアム」を使った数量限定「にしんにゅうめん」1265円。1年熟成約0.3ミリの超極細「白髮」も人気。 Information
三輪山本(みわやまもと)
桜井市箸中880
- お食事処(営)11時〜15時(LO) 不定休 予約不可。
撮影/工藤憲二 取材・文/土橋育子 ※料理の内容は、一部変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
『家庭画報』2022年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。