注目の韓国映画『連鎖』が描く、偏見と正義感が引き起こす“負の連鎖”

『連鎖』

© 2020 Zip Cinema All Rights Reserved.　配給：ライツキューブ

タイトルの『連鎖』とは“つながり”のこと。


30代で知能が8歳ほどの青年・ソックがスリの犯人に間違えられた少女を救い、2人は友だちになる。ところが予期せぬ出来事がきっかけとなり、ソックは“負の連鎖”に翻弄されていく。

罪なき青年と10歳の家出少女を人々の偏見と正義感によって引き裂いてしまう様子が描かれている。

ソックを演じているのはドラマ『ミセン―未生―』で大ブレイクし、『賢い医師生活』で産婦人科医のヤン・ソッキョン役を務めたキム・デミョン。

ソックを犯罪者にしてしまう児童保護施設のキムをソン・ユナ、幼少時からソックを見守ってきた神父をキム・ウィソンが演じている。

幼い少年の心を持つ青年をあどけない表情や動きで表すデミョンの演技が光っている。

『ビューティー・インサイド』

© 2015 NEXT ENTERTAINMENT WORLD.All Rights Reserved.　ブルーレイ2200円　発売・販売元／ギャガ

『ビューティー・インサイド』は18歳のときから毎朝目覚めると、心以外の性別、年齢、国籍が異なる姿になってしまう家具デザイナー・ウジンのラブストーリー。

ウジンが恋するアンティークショップの店員・イスをハン・ヒョジュが演じている。主人公のウジンを演じるのはなんと123人の俳優。その中にキム・デミョンも登場する。

外見ではなく、相手の心を見る。配役、作品のテーマにつながりを感じさせる。