新知見3:幹細胞へのアプローチで毛髪を根源から再生〔メナード〕
薄毛・うねり・白髪──、大人の3大悩みに応える
私たちの髪は、毛母細胞から作られます。そして毛母細胞は毛包幹細胞が分化することで生み出されます。つまり若々しく豊かな艶髪は、健康な毛包幹細胞があってこそなのです。
幹細胞が存在するバルジ領域
バルジ領域は毛の中ほどに位置しており、毛を作って伸ばす毛包幹細胞と、色素のもととなる色素幹細胞がぎっしりと並んでいる。この数は加齢とともに減少していく。「当社が毛包幹細胞の研究に着手したのは2005年のこと。これまでの研究から、加齢による薄毛は、バルジと呼ばれる領域に存在する毛包幹細胞を維持する、デコリンの産生が低下することが原因であることがわかりました。また同じバルジ領域には、黒色メラニンのもとである色素幹細胞が存在しています。2つの幹細胞の減少を食い止めることで、豊かな黒髪が保てるのです。」
トリフエキス、超熟紅参エキスを含む製品使用の前後の変化
50代後半の女性が3か月使用した結果、分け目が目立たなくなり、他にもうねりの改善を確認している。提供/メナード「また、トリュフと、高麗人参を特殊な機器で高温高圧処理した超熟紅参から抽出したエキスに、発毛効果および白髪抑制効果があることがわかっています」と日本メナード化粧品の山田貴亮さんは話します。
「また、年齢とともにうねりの悩みが生じてきますが、その要因は、毛包を補強するコラーゲンの不足にあることを同時につきとめました。加齢により複雑化するさまざまな毛髪悩みに応えるべく、日々研究を進めています」。
日本メナード化粧品 研究技術第2部門
技術開発部Ⅱ 応用細胞研究グループ 副主幹研究員
山田貴亮さん2004年の入社以来、老化に伴う悩みをなくしたいとの思いで幹細胞研究に従事。薄毛や白髪における幹細胞の重要性を明らかにすべく研究に邁進。