【5月の食養生】
◆心が落ち着く、しそ味噌
ご飯のお供、ゆで野菜・蒸し野菜の付け合わせ、魚のホイル焼きのたれとしても重宝する一品です。
〈作り方 2人分〉
(1)しそ(10枚)は細かく刻み、しその実(適宜)は洗って水気をきる。
(2)木綿豆腐(1/4丁)はしっかり水きりをしてから裏ごしをする。
(3)鍋に酒(大さじ1)、卵黄(1/2個)、赤味噌(50グラム)、くるみのみじん切り(2個分)を合わせて火にかけ、(2)を加えて味噌の角が立つくらいまで10分ほど練る。はちみつ(適宜)と(1)を加え、3分ほど練る。
◆しそ・ごま・じゃこのふりかけ
しそと、「気」を補うごま、カルシウムを補うじゃこを組み合わせたふりかけです。
〈作り方 作りやすい分量で〉
(1)しそは細かく切って5分ほど水につける。キッチンペーパーにとり、絞って水気をきる。
(2)ごまとちりめんじゃこを適量、(1)と合わせ、塩で味をととのえる。冷蔵庫で2日間ほど保存可能。
〔解説してくださったかた〕横浜薬科大学客員教授・薬学博士 漢方平和堂薬局店主 根本幸夫先生1947年生まれ。1969年東京理科大学薬学部と東洋鍼灸専門学校を同時に卒業後、さらに鍼灸と中国医学を学ぶ。「普段の生活こそが治療の場」をモットーに、漢方平和堂薬局(東京都大田区)では多くの人々の健康相談にのり、養生法をベースに漢方薬処方を行う。(社)日本漢方連盟理事長。前・横浜薬科大学漢方和漢薬調査研究センター長。著書多数。 撮影/本誌・武蔵俊介 イラスト/浜野 史 取材・文/浅原須美
『家庭画報』2022年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。