笑い声が絶えなかった写真撮影では多彩な表情でカメラマンを虜に。インタビュー中もずっと笑顔の市川さんは、人を心地よくさせる人。観る人の心を緩ませる、市川さんが清美として見せる表情
“羊の木”の絵が描かれた缶を拾って以来、奇妙な行動を繰り返す清美にやがて……。「台本には“笑う”ってト書きがあったんですよ。でも、監督が笑わなくていいですっておっしゃって。笑わないというのは、すごくよかったと思います」と市川さんが言うシーンの清美の表情には、ぜひ注目を。きっと観る人の心を緩めるはずです。
さまざまな受け取り方や解釈があるだろう作品だけに、観た人の感想が「すごく気になる」と多くの出演者が口を揃える本作。でも、市川さんの言葉を借りれば、「ふ〜っと暗闇の中に光が優しく射す」ような映画であることは確実。
「見どころは……最後まで席に座っていてください。これ、見どころじゃないですね(笑)。でも、そこがこの映画の魅力というか。エンドロールを含めて全部をもって一つの物語になっているところがすごく好きなので、最後まで味わっていただきたいなと思います」
※サイン入りチェキのプレゼント応募は、申し込みを締め切りました。 市川実日子/Mikako Ichikawa
俳優
1978年6月13日生まれ、東京都出身。10代の頃からモデルとして活躍し、2000年に『タイムレスメロディー』で長編映画デビュー。03年には『blue』で第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞する。主な出演作に、映画『嫌われ松子の一生』、『めがね』、『シン・ゴジラ』、『三度目の殺人』など。現在は、ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)に出演中。
『羊の木』
原作/山上たつひこ、いがらしみきお『羊の木』(講談社イブニングKC刊)
監督/吉田大八
脚本/香川まさひと
出演/錦戸 亮、木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中 泯、松田龍平ほか
配給/アスミック・エース
2月3日(土)より全国ロードショー
公式サイト/
http://hitsujinoki-movie.com © 2018『羊の木』製作委員会 © 山上たつひこ、いがらしみきお/講談社