透明感を上げるのは肌の水分。たっぷりの化粧水が美肌の鍵
南野 その“適切”を知りたいです。今は化粧品も情報も溢れているので、何を優先すればいいのかわからなくなりますよね。
「摩擦は、肌を傷めると同時に、赤み、くすみの原因に。ブライトニングケアの大敵です」
根岸 まずは、化粧水をしっかりとつけることが大切だと患者さんにお伝えしています。水分をたくさん含んで潤っている肌は光をよく反射して輝いて見えます。荒れた肌に、いくらブライトニング化粧品を重ねても効果を得ることは難しいので、炎症を招くマイナス要因をなくすことも重要です。患者さんに多いのは摩擦による肌トラブル。ゴシゴシ洗ったり拭いたり、コットンで擦ったりするのではなく、赤ちゃんの肌に触れるように扱ってほしいのです。
南野 タオルでゴシゴシしているかもしれません。美白といえば、実はUV製品が苦手で、使ってないんです。
根岸 南野さんの肌はきめが細かいのですが、頰に少し赤みと色むらが見受けられ、UVケアはマストです。今は仕上がりも機能も優秀な製品が揃っていますよ。
「自分の美容ステップに合ったアイテムを見つけ、正しく使う。基本的なことを、こつこつ続けていきたいと思います」── 南野さん
南野 白浮きやベタつきがいやで、ずっと敬遠してきたんですが、今回この企画でUVケアの新作を試させていただいて、確かに使いやすく進化しているなと思いました。いろいろ重ねることが苦手なので、美容液も兼ねたUVなら使えるでしょうか?
根岸 美容液、ファンデーションを兼ねたBBタイプもいいかもしれませんね。自分の好みの質感や美容ステップに合う製品を見つけることが、お手入れを成功させる何よりの秘訣です。例えばですが、クリームが苦手な患者さんに、いくら使いましょうとお伝えしても、あまり意味がないんです。
南野 私も好き嫌いがはっきりしているので、よくわかります。先生がおっしゃった化粧水なら抵抗なくできそう。基本的なことに目を向け、毎日続ける。5歳ぐらい若く見える肌を目指して頑張ろうと思います。
効果を100%生かしきるブライトニングケア
(1)擦らない、紫外線からきちんと守る。肌を傷めるマイナス要因をなくすことが第一歩
(2)メラニンケアだけでなく+αの効果が期待できるブライトニング製品を使うと結果が早い
(3)好みのテクスチャーやお手入れのステップに合った製品を見つける
表示価格はすべて税込みです。
撮影/富田眞光〈vale.〉(人物) ヘア/Tomo Tamura〈Perle Management〉 メイク/松井里加〈A.K.A〉 スタイリング/おおさわ千春(南野さん) 取材・文/佐藤由喜美
『家庭画報』2022年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。