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今話題の金沢寿司3軒を紹介します
(金沢特派員:直江磨美)
北陸新幹線開業以来、多くの人でにぎわう街・金沢ですが、「寿司」を目当てに訪れるという方も多いのではないでしょうか?
ここ数年で、新しいお寿司屋さんが急増し、ますます面白くなった金沢の寿司業界。今回は、王道をすでに堪能したという方でも大満足の今、話題の金沢寿司のお店や楽しみ方をお届けします。
珠玉の握り、小料理、ワインに地酒。多彩な寿司スタイルを愉しむ
「鮨 一誠」
金沢駅と近江町市場のちょうど中間ぐらいの安江町にある「鮨 一誠」。どちらからも徒歩で行ける距離で、近年飲食店が増えてきた話題のエリアにあります。古民家をリノベーションした店内は、L字型カウンターですっきりとしたしつらえ。座席からは厨房が見え、まるでカウンター割烹のような趣です。
同店では、東京の名店のみならず、フレンチや料理店などでも修業経験を持つご主人・国沢一誠さんが腕をふるう、ジャンルを超えた料理も名物です。おまかせコース(6800円~)は、フレンチ前菜からスタート。その後も、白子ぽん酢、さわらの自然薯和え、ばい貝の旨煮、このわたのせ茶わん蒸しなどの北陸の魚介を生かした料理が続き、後半に握りが始まります。
シャリは赤酢を使い、程よく細工した江戸前スタイル。ネタの個性に合わせて珠洲の塩をひとつまみふるなど、随所に技が効いています。お酒も、シャンパン、白ワイン、地酒などを豊富に揃えているので、前半のつまみの間はワイン、後半は日本酒などと、自分好みのスタイルでも楽しめます。
旬の小料理、握り、ワイン、地酒など、寿司をベースに幅広く金沢の味覚を堪能したい人にはもってこいの1軒です。
コース最初の前菜「かぼちゃのババロアとウニ だしジュレ」。
イカ墨の塩をまぶしたアオリイカ赤酢のシャリと相性抜群の漬けまぐろ鮨 一誠
石川県金沢市安江町12-28
電話 076(225)7680
営業時間 18時~23時
日曜定休(月曜が祝日の場合は日曜営業、月曜休み)
※価格は税抜き本体価格です。