隙間時間にできる! 更年期不調リセット術 後編 頭痛、肩こり、不眠、イライラなど、更年期にはざまざまな心身の不調を感じるもの。更年期トータルケアインストラクターの永田京子さんに聞いた、不調を和らげるエクササイズ&テクニックを、発売中の『からだにいいこと』2022年6月号より一部抜粋・再編集してお届けします。
前編の記事はこちら>> 教えてくれたのは
永田京子(ながた・きょうこ)さん更年期トータルケアインストラクター。独自のメソッドを医療機関やトップ企業で、のべ2万人以上に教える。著書に『女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操』(三笠書房)他。自律神経やホルモンのバランスを整える簡単な2つのテクニックを紹介します。いつでも行えるので、覚えて不調を感じたときの習慣に!
1.イライラに「うなずき呼吸」
首を動かしながら深呼吸をすると、副交感神経が優位になってリラックスモードに。眠れないときにもおすすめです。吸うときも吐くときも、8秒かけてゆっくり行いましょう。
1)上を向いて鼻から息を吸う首を後ろに倒して上を向く。お腹を膨らませながら、8秒かけてゆっくりと鼻から息を吸う。
2)下を向いて口から息を吐く首のつけ根を伸ばすように下を 向く。お腹をヘコませながら、8秒かけて口から息を吐く。〔Point!二重あごになるくらい、しっかりとあごを引いて〕
自律神経は呼吸でコントロールできるゆっくり深い呼吸を続けると、副交感神経が活性化し、イライラが落ち着いていきます。さらに副交感神経が通る頸椎(けいつい)を動かすと刺激がダイレクトに伝わるため、短時間でもリラックス効果が得られるように。
2.ホルモンバランスが整う「足首パタパタ」
血液には体を温める働きが。足首運動でお腹の血行が促されると卵巣機能が活性化され、ホルモンバランスが整います。
椅子に座って足を組み、つま先を上下にパタパタ10階動かす。
〔Point!ふくらはぎの筋肉が動いているか意識する〕
お腹の血行促進で子宮の冷えを防ぐふくらはぎの筋肉を使うとお腹まわりの血流がスムーズになり、内臓がぽかぽかに。子宮と卵巣の冷えを防ぐことで機能が安定し、ホルモンバランスが整います。 『からだにいいこと』2022年6月号
雑誌『からだにいいこと』とは30代~50代の女性たちの体と心に寄り添い、解決策をお伝えする健康生活情報誌。医師や専門家の監修による、信頼できる確かな情報を、分かりやすく楽しくお届けしています(偶数月発売)。〔注目特集〕腹肉・垂れ尻を狙い撃ち!「努力ゼロでホントにヤセた 私の“脂肪消し習慣”」/更年期不調がスッと消える「女性ホルモンの満たし方」/驚くほど幸せが舞い込む「とっておき引き寄せ術」/【とじ込み付録】更年期不調を食べて撃退!「おくすりレシピ」カード ほか
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https://www.karakoto.com/ 監修/永田京子 撮影/古谷利幸(F-REXon) 取材・文/中澤夕美恵 モデル/殿柿佳奈 ヘアメイク/千葉智子 イラスト/CHINATSU
この記事は、『からだにいいこと』2022年6月号の内容を抜粋・再構成したものです。