腸活やダイエットなど、その健康効果から注目を集めている「オートミール」。“身体に良い”とよく聞くものの、少し食べにくいイメージもありませんか?今回は、オートミールの原料である“オーツ麦”の健康効果や、手軽においしく食べる方法、楽しいアレンジレシピをご紹介。「フルグラ(R)」を中心にオーツ麦を使用した様々なシリアルを展開する「カルビー」の研究員・増冨裕文さんにその魅力を伺いました。
オートミールの魅力はなんといっても豊富な食物繊維
「食物繊維は腸内の善玉菌を増やし、腸内フローラを元気に整えるために欠かせません。オーツ麦には食物繊維が9.4g
※1と豊富に含まれています」(増冨さん)。
15~69歳の女性は1日あたり18g
※2以上が摂取目標として掲げられているものの、バランスの良い食事を毎食準備するのは大変。ついつい、麺類など炭水化物の「単品食べ」が多くなってしまいがちです。食物繊維たっぷりのオーツ麦が原料のオートミールは、忙しい現代の食習慣の心強い味方です。
カルビー株式会社 研究開発本部機能研究課 課長 増冨裕文さん。さらに、世界的に注目されている水溶性の食物繊維「β-グルカン」を含んでいる点も、オーツ麦が注目されている理由のひとつ。血糖値上昇の抑制
※3や血中コレステロール濃度の低下
※4など様々な研究結果が報告されています。
※1 100gあたりの含有量。日本食品標準成分表2020年版(八訂)より。※2 日本人の食事摂取基準2020より。※3 β-グルカン1.7g以上で。出典:Br J Nutr. 2019,121(11). Food Funct. 2019,10(3) ※4 3.0g以上で。出典:Immunol Endocr Metab Agents Med 2016 16(2)アミノ酸スコアが最大値100!
美肌や筋力維持などのために必須なのが“良質なたんぱく質”。ところで、「アミノ酸スコア」という言葉を聞いたことはありますか? 食品中に含まれるたんぱく質の栄養価を評価する指標のことで、筋力トレーニングを行う方やアスリートらから注目されています。
「一般的にアミノ酸スコアが最大値100の食品のこと“良質なタンパク質”といいますが、オーツ麦はまさに“アミノ酸スコアが100の食品”なんです」(増冨さん)。小麦のアミノ酸スコアは44なので、その差は歴然。タンパク質の含有量も13.7g
※5と、米や小麦に比べて豊富で、オーツ麦は質の高いたんぱく質が豊富に含まれているスーパーフードといえそうです。
「乳製品やフルーツと一緒に摂取することで、たんぱく質や食物繊維をさらに補給することも可能。より腸活を意識するなら、ヨーグルトや甘酒などの発酵食品と組み合わせるのがおすすめです」(増冨さん)。
※5 100gあたりの含有量。日本食品標準成分表2020年度版(八訂)より。オートミールを手軽に、楽しく!おすすめ商品&レシピ
オートミールを手軽に取り入れるのにおすすめなのが、ミルクやヨーグルトをかけるだけで簡単に食べられる、“オーツ麦シリアル”です。この春に新登場した注目の商品をアレンジレシピと共に紹介します。(下のフォトギャラリーの写真を横にスクロールして、詳しくご覧ください)