絶景の開運スポットへ 第15回(全23回) 地理風水師・御堂龍児(みどうりゅうじ)さんがすすめるパワースポットを中心に、その言葉を織り込みながら絶景を楽しみ、湯に浸かり、大地の恵みをいただく“開運旅”へ、ご案内します。
前回の記事はこちら>> 開運の旅へ「琵琶湖」
希少な“古代湖”の恵みをいただく
竹生島→長浜→近江八幡人々が親しみを込めて“うみ”と呼ぶ琵琶湖。滋賀県の6分の1の面積を占める雄大な湖は、古より人々の生活の礎となっています。独自の生態系を築く湖の幸、美しい水で育まれる地産食材、進化する発酵文化。琵琶湖の豊かな恵みをいただき、穏やかな水の力を五感で味わう。心と体にじんわりとエネルギーが満ちる旅に出かけましょう。
〔パワースポット〕藤ヶ崎神社(滋賀県近江八幡市)
平安初期の宮廷画家、巨勢金岡(こせのかなおか)がこの地を訪れた際、あまりの絶景に絵に描くことができず、筆を折ったとされる名勝。そこから「筆ヶ崎」と呼ばれていたのが変化して神社の名前となったともいわれる。清涼な空気に満ちた湖岸の鳥居
大通りからは見えない少し奥まった湖岸に、「地元のかたが大切にし、大きな力を持つ」(御堂龍児さん)神社があります。湖を背にした岩場に祠がある藤ヶ崎神社(写真)と、人一人が入るのがやっとという岩の割れ目に祠がある藤ヶ崎龍神社で、ともにご祭神は水を司る龍神です。
名前の由来は、神社の建つ浜が藤原氏の藤をいただき、藤ヶ崎と称されたため。同じ町にある五社神社の宮司が代々4月の例祭を執り行い、氏子総代が御朱印を用意。町内外のボランティアが定期的に清掃をして守っているため、風水的にも大変いい状態が保たれています。参拝後は、その清々しい空気に浸ってください。
Information
藤ヶ崎神社 ふじがさきじんじゃ
滋賀県近江八幡市牧町2187付近
取材協力/御堂龍児 撮影/本誌・坂本正行 取材・文/清水千佳子
『家庭画報』2022年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。