和光樹林公園のマンサクは花つきが素晴らしい!
マンサクはマンサク科の落葉中木で、サクラほど樹高が高くならず、木の下のほうにも花がつきます。和光樹林公園のマンサクはとても花付きがよく、満開になると幹を覆い隠すほどたくさんの花が咲きます。
樹木全体が輝くような黄色、オレンジ色に染まり、それが何本も連なる景色は、とてもフォトジェニック! また樹高が低めで、個性的な花を目の高さでじっくり眺めることができるのも嬉しい! 花のアップも手軽に撮影できるので、ぜひトライしてみてください。
マンサクは日本に自生する種類のほか、中国原産のシナマンサクも出回り、両者を交配した園芸種も多く存在しています。しかし、どのマンサクにも共通する特徴が、ひらひらと細長い花びら。よく錦糸卵にたとえられますが、実際に花を目にすると、まさに上手なたとえだと感心するほど似ています。
和光樹林公園の並木路は、黄色のシナマンサクが中心ですが、なかにはオレンジ色から黄色のグラデーションを持つ花、また濃いオレンジ色の花なども見られます。
マンサクは日本では昔から親しまれている花木ですが、この個性的な花を見ると、「なんとモダンな花」と私はいつも感じます。
和庭園にあっても、洋風のガーデンにあってもよく馴染み、またコンクリートの建物を背景にしてもしゃれた雰囲気になる、そんな魅力があるからこそ、豊富な種類がある庭木のなかで、いまだに高い人気を誇っているのだと思います。 和光樹林公園の美しいマンサクを見たら、きっとご自宅にもシンボルツリーとして加えたくなることでしょう。
埼玉県営和光樹林公園のマンサクの並木路。中央口から延びる園路添いにあり、満開の時期には輝くような黄色に染まる。 写真提供/和光樹林公園パートナーズ黄色のシナマンサクに交じり、オレンジ色の品種もあるのでぜひ探してみて。樹高が低めなので、個性的な花を間近で眺められる。 写真提供/和光樹林公園パートナーズ中心部の赤が強く、花びらもオレンジ色から黄色へのグラデーションを描く品種。 撮影/横田秀樹花びら全体がオレンジ色に染まる品種は、どことなくエキゾチックな雰囲気を漂わせる。 写真提供/和光樹林公園パートナーズ