壮大な宇宙の姿を、小さな時計の中に閉じ込めてみたい。そんな想いから「カンパノラ コスモサイン」は誕生しました。地球から見上げる夜空の星々がちりばめられた時計が、ただ時刻を知らせるためだけではなく、時の流れを味わい、愉しむための豊かな時間を届けます。
2000年のブランド誕生以来、ミニッツリピーターや永久カレンダーなど目や耳で“時を愉しむ”ための複雑機構を数々展開してきた「カンパノラ」。こちらは、“宇宙”をテーマに、天体の動きを表示するメカニズムを搭載した時計です。星座盤が時分針の動きとは逆方向に回転し、実際の星の動きを示します。サイズ違いでペアで装えるのも魅力的です。空の星の煌めきを、ほんの少しでもこの手に取ることができたら古来人々が願ってきた宇宙への憧憬を形にした時計が、「カンパノラ コスモサイン」です。
天空の星の動きを小さな時計の世界で表現する精密機構を搭載した「カンパノラ」のデザインコンセプトは、“宙空の美”。北緯35度の全天星座を描いたという、何とも繊細かつ芸術的な意匠の文字盤が見る者の目を奪います。
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ロマンティックな時を刻む「カンパノラ」の魅力>>女性の腕にもフィットする直径39ミリのミドルサイズ。夜空の情景を思わせる多彩なブルーの色づかいが、知性を薫らせます。星々の動きを教えてくれる星座盤は、11層の印刷を重ねることで452個の恒星とアンドロメダ銀河やオリオン大星雲などの星雲・星団119個を忠実に配置。かつ恒星の表面温度を異なる4色で描いています。サファイアクリスタルのドーム型風防が、満天の星をいっそう幻想的に引き立てます。時計「カンパノラ コスモサイン」(SS、クロコストラップ、クォーツ「AO1030-09L」(ケース径39ミリ)27万5000円 /カンパノラ(シチズンお客様時計相談室)何版も印刷を重ねることで、小さな時計ながらも正確に記された星図。そしてサークル状のリングなどの細かいパーツを組み合わせた多層構造の文字盤を、滑らかな弧を描く立体的なドーム型風防が包みます。
輝く夜空を再現した時計は、まるで自分だけのプラネタリウム。見つめるだけで心ときめく神秘的な美が、深淵な宇宙のロマンを手もとで語りかけます。
表示価格はすべて税込みです。 撮影/大原敏政〈aosora〉 取材・文/野上亜紀
『家庭画報』2022年7月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。