初夏に運気を上げる 絶景の開運スポットへ 第21回(全23回) 地理風水師・御堂龍児(みどうりゅうじ)さんがすすめるパワースポットを中心に、その言葉を織り込みながら絶景を楽しみ、湯に浸かり、大地の恵みをいただく“開運旅”へ、ご案内します。
前回の記事はこちら>> 開運の旅へ「大分」
石と温泉、大地の力を体感する
臼杵→
別府→耶馬溪
大分県には、臼杵や国東半島に残る磨崖仏(まがいぶつ)、切り立った岩峰が点在する耶馬溪など、石の文化、絶景が多く見られます。一方、温泉の源泉数、湧出量ともに全国1位を誇る“おんせん県”でもあり、別府、由布院をはじめ、県内各所に湯のパワーが漲っています。「石と温泉」のパワーをいただきに、いざ大分へ。
〔パワースポット〕深耶馬溪(大分県中津市)
耶馬溪の中でも風光明媚と称される深耶馬溪は、秋の紅葉とともに、夏は新緑が美しい。一目八景展望台からは群猿山や鳶ノ巣山、夫婦岩など代表的な8つの岩峰群を一度に仰ぎ見ることができる。写真/縄手英樹〈アフロ〉“一目八景”の峻険な崖に新緑が映える
大地の力を感じる旅、その最終章は神秘の地形を堪能しに耶馬溪(やばけい)へ。耶馬溪とは、大分と福岡の県境付近を流れる山国川が溶岩台地を侵食して作り出した奇岩の渓谷。
途中、円錐形の山を背景にした棚田と集落の景観が南米ペルーのマチュピチュに似ていることから名づけられた「宇佐のマチュピチュ」の景観を眺め、さらに車で進むこと約20分。耶馬溪の最奥にある深耶馬溪は“一目八景(ひとめはっけい)”の名のとおり、切り立つ奇岩奇峰に八方を囲まれた秘境です。
「ここに来たら、岩峰群を見ながら川沿いの遊歩道を歩くのがおすすめです」(御堂龍児さん)。
その言葉を受け、小川の横の自然歩道を散策すれば、苔むした静寂の世界の中、自然との対話が楽しめます。
Information
深耶馬溪(しんやばけい)
大分県中津市耶馬溪町深耶馬
取材協力/御堂龍児 取材・文/冨部志保子
『家庭画報』2022年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。