ルボンボン優子さん、新しくしつらえたテラスで“ガーデンリビング”の愉しみ 第3回(最終回) 心から好きなもの、大切にしたいことは何かを丁寧に考えて、自分や家族にとって居心地のよい空間を少しずつ作ってきたというルボンボン優子さん。バラが咲く“ガーデンリビング”での小さな集いを拝見します。
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おしゃべりにも花が咲き、遠くに望む丘の木々が夕日に染まる頃。小さな集いはアペロタイムへ。優子さんは室内にあったシャンデリアを外に持ち出して、アイアンのアーチに掛けました。
かきときのこのアヒージョや、さばの燻製などが並ぶテーブル。乾杯は英国のスパークリングワイン「ナイティンバー」で。「上から全体を照らすのではなく、テーブル近くの低い位置に吊るして、キャンドルのような光と影を演出します」。
空の色が群青に変わって夜のとばりが下りるのと同時に、エレガントな煌めきが料理や集う人々の表情を美しく照らし出し、“ガーデンリビング”の雰囲気が一変しました。
100年以上昔のフランスで作られたシャンデリアの幻想的な光が銀器に映り込む様子はなんともロマンティック。まるで映画のワンシーンのような美しいテーブルは訪れたゲストの心に感動を呼び、楽しく過ごした時間とともに忘れ得ぬ思い出になることでしょう。夕食時までのあともうしばらく、この幸せなひとときを味わいます。
テーブル横のコンソールテーブルにアペロの準備を。ティーボックスにはナッツやドライフルーツ、シャンパングラスとグリッシーニを入れて。箱のままテーブルに出せてグラスが倒れる心配もないので“ガーデンリビング”でも重宝。 撮影/本誌・西山 航 取材・文/鈴木博美 ヘア&メイク/AKANE
『家庭画報』2022年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。