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知っておきたい認知症介護の話。地域包括支援センターの役割と機能って?

2022.07.14

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親と自分のために──知っておきたい認知症介護の話 第7回 認知症に向き合うには事前の備えが大切です。介護する側とされる側、お互いが幸せに過ごすために、さまざまな分野の専門家から具体的なアドバイスを伺います。前回の記事はこちら>>
今月の専門家社会福祉士・介護支援専門員 岩澤 純(いわさわ・じゅん)さん

岩澤 純さん

特別養護老人ホームの介護職を経て在宅介護支援センターのソーシャルワーカー、介護支援専門員(ケアマネジャー)に。25年以上にわたり、さまざまな在宅介護サービスや介護施設の運営に携わる。元公益社団法人長野県社会福祉士会理事、社会福祉学修士。

認知症があっても住み慣れた地域で高齢者が暮らし続けるための支援をコーディネートする窓口です



「地域包括支援センターは、親の介護で困ったときの最初の相談窓口として頼りになる存在です。親が元気なうちから備えの一つとして、その役割と機能について知っておくと安心です」と長年、介護業界で働いてきた社会福祉士・介護支援専門員の岩澤 純さんはいいます。

2006年に創設された地域包括支援センターは、すべての市町村に設置されており、全国に5351か所あります(2021年4月末現在)。このうち、市町村が直営しているセンターは全体の約2割で、残りの約8割は社会福祉法人、社会福祉協議会、医療法人などに運営委託されています。

その役割と機能は4つあり、具体的に挙げると、(1)介護以外のよろず相談を受け付け、専門窓口・機関につなげる「総合相談」、(2)虚弱高齢者や要支援高齢者を対象とした「介護予防ケアマネジメント」、(3)虐待や金銭トラブルなどから高齢者の権利を守る「権利擁護」、(4)高齢者の生活を支える地域ネットワークづくりなどの「包括的・継続的ケアマネジメント」になります。

センターに配置されている保健師(または地域ケアの経験がある看護師)、主任ケアマネジャー、社会福祉士の3職種が連携し、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるように必要な支援を提供したりコーディネートしたりしています(下図)。

地域包括支援センターの4つの役割と機能


地域包括支援センターの4つの役割と機能

公益財団法人長寿科学振興財団「健康長寿ネット/地域包括支援センターとは」などを参考に作成
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