「コーヒーの世界は奥が深く、産地や加工など、豆の物語を知ると味わいも変わります」と話すのは、パティシエの石井英美さん。インド各地のコーヒーを扱う「
ブルー トーカイ コーヒー」の豆は、単一農園ならではの個性が感じられます。
例えば、シータグンドゥ産は軽やかな酸味があり、紅茶やワインを思わせるそう。甘みと酸味のバランスがよいのがアティカン産。ビエナローストは深煎りのコクが楽しめます。
豆の個性を楽しむため、まずはブラックで。パティシエの視点で、ローストに合わせたお菓子もご提案くださった石井さん。
「酸味のある浅煎りには、レモンとフランボワーズのマドレーヌを。深煎りは、フィナンシェやガトーブルトンなどの バターの風味を引き立てます」。
「パッケージも美しいですね」と石井さん。箱の裏面の絵はインドのフォークアートの手法で描かれている。ギフトボックスセットでは豆の種類のほか、中挽きや粗挽き、水出しコーヒー用などグラインドの種類も選べる。ご紹介したのはシータグンドゥ産、アティカン産、ビエナローストの3種。すべて豆のまま。ギフトボックス3個セット2220円/ブルートーカイ コーヒーインド産コーヒーの価値 を国内外に伝える
ブルー トーカイ コーヒー「その活動に興味を持たれる感度の高いかたへお渡ししたいです」。
石井英美(いしい・えみ)さん
社会人経験を経て、エコールキュリネール国立に入学。日本国内外で研鑽を積んだ後、2014年、東京・八雲にパティスリー「アディクト オ シュクル」を開業。2016年、日本洋菓子協会連合会公認技術指導員に任命。〔関連記事〕
知られざるインド産コーヒーの魅力。「ブルートーカイコーヒー」とは?>> 表示価格はすべて税込みです。 撮影/本誌・伏見早織(静物)
『家庭画報』2022年8月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。