骨は、全身の健康を司るミネラルの大事な貯蔵庫
骨はカルシウムをはじめとするミネラルの貯蔵庫である――この点からも、骨が心身の健康の要であることがわかります。筋肉の収縮や神経伝達など全身の機能はミネラルの微妙なバランスで維持されており、たとえばカルシウムは心臓の鼓動という生命維持の根幹にかかわっています。血中のカルシウムが不足すると、骨からカルシウムが溶け出してミネラルバランスを調整するのです。
「ミネラルは単体よりも“友達同士”で一緒に行動するとより力を発揮します。たとえ微量でも多種類のミネラルを含む自然の食べ物からとるのが理想です」(小林先生)
骨の成分であるカルシウムやたんぱく質は、他のミネラルやビタミンDと一緒にとると骨に吸収されやすくなります。マグネシウム、亜鉛、カリウム、鉄など多種類のミネラルを含むプルーンは、骨と全身の健康を支える優れた食品だといえます。 小林暁子先生
小林メディカルクリニック東京院長。医学博士。
「健康的に美しく」を基本に内科、皮膚科に便秘外来などを加え幅広いアンチエイジング治療を行う。日本内科学会認定医、認定病院総合診療医。
【連載】カリフォルニア プルーンが成熟世代の健康ライフをサポート 美と健康の“ひと皿”
撮影/鈴木一彦 八田政玄(小林暁子先生) 取材・文/浅原須美
「家庭画報」2018年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。